西国街道 摂津国を歩く JR住吉駅〜西宮まで 兵庫県神戸市東灘区・芦屋市・西宮市 2013/10/6(日)
10月なのに… 神戸 31.9℃ 真夏日 最も遅い記録。
行程 10km 7人の旅人。
R住吉駅 10時30分出発→花松首地蔵尊→三王神社→国道地蔵尊→朱鳥居と道標→打出神社→地蔵尊・道標「右西宮道」「左中山道」
→西宮神社→JR西宮北口
神戸市東灘区 JR住吉駅 10時30分 集合出発 花松首地蔵尊 もとこの地には花松地蔵という石仏が祭られていて、 首から上の病気平癒に霊験があると信仰されていた。 大正中期にその信者たちが新たに首から上の地蔵像を 造ったのが、この首地蔵である。 |
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三王神社(さんのうじんじゃ) 三王神社の創建に関して詳しいことは不明ですが、 1781年から1788年にかけての天明年間にはすでにこの場所に 石で作られた祠が祀られていたそうです。もともと東灘の辺りでは、 春には人里に下りて「田の神」となり、 秋に稲穂を実らせて山に戻っていくという「山の神」 に対する信仰が深かったといわれています。山の上にいくつかの祠があり、 現にJR摂津本山駅の東側の踏切の近くには遥拝所である 小祠が建てられていることを考えると、三王神社もそういった山の神が 人里に下りてきたときの「里の社」という存在だったのではないでしょうか。 阪神淡路大震災では本殿や鳥居など境内の大半が倒壊。 社務所や隣接する宮司さんの家も倒壊し、 宮司のご長男も亡くなるなど悲しく辛い出来事も起こりましたが、 氏子の皆さんのご尽力によって4年後には社殿などが再建され、 玉垣や手水舎などの整備も行われるなど不死鳥の如く甦りました。 |
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国道地蔵尊 JR摂津本山駅の南東部。国道2号線沿いに「国道地蔵尊」があります。 ここは、交通事故の犠牲者をお祭するお地蔵さまでしたが、震災で倒壊し、 98年8月の再建から、震災犠牲者もここでお祭されています。 古い門柱と新しいお地蔵さま。年月を経ても愛され続けていることがわかりました。 敷き詰められた砂利には、倒壊した元のお地蔵さまの石も混ぜられているとのことです。 昭和7年交通安全のために建立されたが、阪神淡路大震災で被害を受け再建され、 合わせて周りに交通事故や震災の犠牲者を弔うため沢山の五輪塔や 石仏が祀られている。 |
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朱鳥居と道標 森稲荷神社に通じるので、古くから「稲荷筋」と地域の人たちに呼ばれて きました。「稲荷之従是三町」の道標は、西国街道の本街道(現在の国道2号 の位置)から稲荷神社へ向かう場所に建てられたものです。道標近くには、 森稲荷神社の一の鳥居として、朱鳥居が建てられています。また、深江の浜 でとれた魚を、ここを通って有馬まで運んでいたことから「魚屋道(ととやみ ち)」という名でも知られています。その由来を示す石碑がJRの南側に建て られています。 現在、震災復興土地区画整理事業により都市計画道路「本庄本山線」とし て拡幅整備されています。歩道には、魚を描いたタイルが埋め込まれています |
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神戸市東灘区から芦屋市へ 芦屋川にかかる業平橋 |
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業平公園 石柱に金色の玉が乗る、高さ約5メートルのモニュメントがある。 「芦屋市制50周年を祝う会」が建立した。 4本の石柱は、芦屋、打出、三条、津知の旧4ヶ村、 玉は円満、平和にして隆々とした発展の勢いがある旭を表したもので、 「市章」のコンセプトをモチーフしたものである。 石柱のモニュメント見ながら 12時〜12時30分 昼食 |
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宮川に西国橋 打出小槌町と宮塚(みやづか)町の境界となる宮川(みやがわ)と 西国街道の交差点に「西国橋」が架かっている。 |
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ピザ屋とすし店の間の道へ | |
道標と地蔵尊 芦屋市から西宮市へ 海沿いに浜街道 西国街道との分岐点 |
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阪神電鉄香炉園駅前 夙川(しゅくがわ) を渡る |
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西宮神社 第17回西宮酒ぐらルネサンスと食フェア |
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大練塀 日本三練塀の一つで、室町初期の作とされている |
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江戸には上方の灘や伊丹などの酒造地帯からの、いわゆる「下り酒」が送られて きていた。下り酒は、船で運ばれてきていたから、もまれて檜の香りが酒に浸み出し、 ちょうど飲み頃となった。 新酒番船パレード 西宮は、江戸元禄時代に名を馳せた灘五郷のうち、今津郷、西宮郷を有する地です。 当時、その年の新酒を樽廻船に乗せ、江戸へ運び込む順位を競い、 西宮から運ばれた一番新酒は高価な縁起物とされました。 一番になった船員たちは「惚一番」と呼ばれ、新酒を祝う新酒番船踊りなどが行われ、 江戸のまちを練り歩いたと言われます。惚一番の一行が練り歩いた様子を再現し、 太鼓、鉦のにぎやかなリズムに合わせて「それいっちゃ、やれいっちゃ」 の掛け声とともに、大八車を引くもの、赤いはっぴ、 はんてんを身にまとった祝い隊総勢約50名による圧巻のパレードです。 |
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新酒ゲット 新しい、日本酒の風景をつくろう 日本酒での乾杯を促す「清酒の普及の促進に関する条例」が10月1日施行。 乾杯を行う記念セレモニーが開催された。 15時 JR西宮駅北口到着 次回はここから京都羅城門へ挑戦です。 |
美酒探求 西宮郷・今津郷を訪ねて 兵庫県西宮市 2013/10/7(月)
西宮探訪MAP片手に歩きました。魚崎郷、御影郷、西郷は神戸市内にあります。
灘五郷のうち、今津郷、西宮郷を有する地。
灘とは、東は武庫川河口から西は三宮駅の東、生田川の近くまでの沿海約24kmの地域の総称。
@寒造りに適した六甲おろしの寒風 A酒造用水に最適な宮水
B近隣地の良質な播州米 C六甲山系の急流による水車精米
D海上輸送に便利な海岸地帯 E勤勉な丹波杜氏の労働技術力
F樽・桶に使用する吉野杉の良材
JR西宮駅→田中製樽工業所→「和ろうそく」松本商店→今津六角堂(今津小学校内)→大関甘辛の関寿庵
→今津灯台→酒蔵通り煉瓦館→宮水発祥之地→白鷹禄水苑
田中製樽工業所 中国大返し…羽柴秀吉が通った中国路。 備中高松城→備中沼城→姫路城→明石→尼崎→富田→天王山 大坂から十三・加島・尼崎を経て 西宮で西国街道に合流中国路沿いにある。 かつては西宮神社赤門が見えていた。 和ろうそく 松本商店 寄りました。 |
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今津六角堂 この建物は明治15年(1882)に今津小学校の 校舎として建築されました。 洋式の小学校建築としては長野県松本市の開智学校 についで古いといわれ、 明治時代の貴重な建物です。 |
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大関甘辛の関寿庵 土産 酒饅頭と大吟醸生原酒 昨日に続き 暑ーい・・・。 「酒まんソフトクリーム」は? 本日は機械の洗浄日売ってません。残念!。 |
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今津灯台 江戸後期の文化7年(1810)今津の酒造家 長部家五代目長兵衛によって創設され、 昭和59(1984)年には創建当時 そのままの姿に復元されました。 木造の灯篭型の灯台で、 今津港のシンボルとして親しまれ、 今でも現役でその役目を立派に果たしています。 市指定重要文化財です。 |
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酒造通り煉瓦館 花さかり 昼食 酒蔵膳 |
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宮水 宮水の流れる地層には縄文時代からの 貝殻や海草、プランクトンが堆積しており 無機成分として適量の中硬水でカリウム、リンを多く 含み鉄分が極めて少なく酒造用水としては 抜群の水が生み出される。 「灘五郷」の酒造りに欠かせない名水「宮水」が 湧出する西宮市久保町には、 「宮水発祥之地」の碑が建立されています。 |