第17回 ゲタリンピック  広島県福山市  10/09/19(日)

2023/11/14(火)
ゲタリンピック、歴史30年で幕 「飛ばし」「タワー」盛況だったが
げたの産地として知られた広島県福山市松永地区で30年近く続いてきた競技会
「ゲタリンピック」が打ち切りになる。


毎年秋に開いてきたが、コロナ禍で2020、21年は中止に。22年は準備を進めたものの、
台風接近で見送りになっていた。結果的に19年が最後となった。
実行委員会は、担い手不足や資金確保の困難さ、JR松永駅周辺が使用しづらくなった
ことなどを終了の理由として挙げました。

ゲタ生産量日本一を誇る広島県福山市松永地区恒例のゲタリンピックで
年1回開催されるイベントである。
下駄とオリンピックを組み合わせた造語である。

松永商店連合会青年部が、松永地区の地元住民と近くにある福山大学の学生との
交流を図るために企画した。以降毎年秋に開催されている。開催日は一定しないが、
第2回以降9月に催されるのが通例となっている。

ゲタやイグサ、塩などの地元の特産品が時代の波で衰退したことから、
町を活性化しようと1994年に始まり、今年で17回目。

ふれあいステージ

松永駅南口特設ステージ
テ ー マ  『輝』(かがやき)   
キーワード
Only・oneオンリー・ワン
マスコットキャラクター「カランくん
西部市民センター

巨大なゲタひとりさばり

さばりとは備後弁で引っ張るという意味。

 競技者ひとりで、
巨大なゲタと台車を10mさばるタイムトライアル競技です。
西部市民センター
ゲッタースピード
 履いたゲタを飛ばして、スピードを競う競技です
無料シャトルバス発着場から第二会場へ
一般来場者の駐車場もあります 第二会場(イズミゆめたうん南端) 一般来場者の駐車場
ゲタとばし
世界記録
一般男子 40.29m
一般女子 29.30m
小学生 27.01m

日本下駄とばし協会
 日本下駄とばし協会 公認の下駄
 松永湾に貯木場
長和島公園(たこ公園)

びんご畳表実演コーナー
 
備後畳表の歴史
畳の歴史は古く古事記にも記載がある。この頃は現代の筵(むしろ)のようなもの
だった。現在の畳の形式になったのは平安時代で、高貴な身分の人の置き畳として
であった。身分によって畳の大きさ縁の生地や色彩が違っていた。庶民に普及し始
めたのは江戸時代、元禄の頃であるが身分による畳の差別は残った。自由になった
のは明治以降であった。 
1191年(建久二)後白河院が備後国河北荘へ畳の献納を命じる
1460年(寛正元)「大乗院寺社雑事記」にはじめて「備後畳」の記載がみられる
1579年(天正七)安土城行幸の間に備後表を使用する
1600年(慶長五)この頃山南村の長谷川新右衛門が中継ぎ表を発明し生産量は
          飛躍的に延びる
1622年(元和八)幕府が畳表九千枚を買い上げる
1647年(天保四)江戸に「備後畳表座」がつくられる
1684年(天和四)幕府への献上が毎年旧沼隈郡内の村々に割り当てられる
1700年(元禄一三)この頃から民家で畳の敷き詰めが行われる
1935年(明治十)い草栽培面積が最高となる(1528ha)

い草い製品の実演コーナー

浪人笠・虚無僧笠の製作実演

円座の製作実演
第一会場

巨大ゲタさばり

重さ1.5トンの巨大ゲタ
 ゲタタワー
 ゲタタワー


ゲタリンピック 

来場者 6万3千人

関連サイト

「山手一里塚跡〜松永」西国街道を歩く

「今津〜尾道高須」西国街道を歩く

能登原お弓神事

阿伏兎観音

旧山陽道を歩く 「今津宿」松永の史跡を訪ねて

INDEX