大地(おおじ)2号遺跡発掘調査 現地説明会 
                                         広島県福山市新市町大字常1824-4、1825-9番地
                                         2006年(平成18年)7月2日(日)13:30〜
                                         福山市教育委員会・福山市しんいち歴史民俗博物館
                                         福山市埋蔵文化財発掘調査団

<調査場所>福山市新市町大字常1824-4、1825-9番地
<調査面積>1,108u
<調査期間>2005年(平成17年)12月24日から2006年(平成18年)3月31日  2006年(平成18年)4月14日から
     

<調査概要>
福山市新市町大字常の浅原地域では、1947年(昭和22年)に品治別(ほんじわけ)神社境内地にお
いて発掘調査が行われ、旧石器時代から縄文時代にかけての石器、縄文土器(早期)が出土し、翌
年、「宮脇石器時代遺跡」として広島県史跡に指定されました。今回の発掘調査区の隣接地からは
、かつて炭化米が出土したと伝えられ、同地点から出土した弥生土器(壷)が現存しています。
周辺からも、弥生土器・須恵器・瓦等の遺物が採集されており、濃密な遺跡の分布が予想されてい
ます。

今回の発掘調査は、県道金丸府中線道路改良工事に伴うもので、2004年度(平成16年度)の試掘調
査の結果、遺物が出土し、遺構の存在が確認された範囲について本調査を実施しました。確認した
遺構は、竪穴住居1軒(平安時代)溝状遺構5条(うち2条は弥生時代)等で、出土遺物は縄文
土器・弥生土器・須恵器・土師器・黒色土器等の土器類、石鍬・石錘・削器等の石器類(縄文・弥
生時代)、管玉(弥生時代)、土錘、銭貨(煕寧元寳・初鋳年1068年)が出土しています。
道路用地のため細長い調査区ですが、長さ45mにおよぶ弥生時代の大規模な溝状遺構が確認され、
大漁の土器片と制作時の剥片を含む石器類が出土した点、また、平安時代の住居跡の存在から、今
回の発掘調査では、弥生時代および平安時代の集落の縁辺部分を検出したものと考えられます。
現地説明会資料

県道「新市七曲西城線」

スーパーを左折し
駐車しました。

現地説明会 13時30分〜

弥生から平安期にかけて、北西部の斜面に
大規模な集落が存在した。

溝状の遺構5本
平安時代の竪穴住居跡1軒見つかる。

溝状の
遺構は山の斜面沿いにあり、南北約45m、
最大幅約2.45m、深さ約1.1mほど。

考古ファン聞きました。


大規模な集落が存在した

竪穴住居跡(平安時代)
竪穴住居跡
溝状遺構 SD1
溝状遺構 SD4
溝状遺構 SD4
溝状遺構 SD5
溝状遺構 南北約45m

最大幅約2.45m、深さ約1.1mほど。

北斜面も遺跡跡
炭化米が出土したと伝えられ

北西斜面からも遺物出土した

近くに
新市町の古代ロマン宮脇遺跡

出土品は約2万点。

碧玉製の管玉(くだたま)

長さ7mm、直径3mm

銭貨(煕寧元寳・初鋳年1068年)が出土
縄文土器
大地1号遺跡弥生土器
SD1出土
弥生土器
土錘(どすい)
漁網に使われたおもり。
石鏃(やじり)
矢の先につけて用いる狩猟用小型石器
帰りに寄りました。

吉備津神社 茅の輪くぐり
「随神門を廻りながら茅の輪を三回八の字
にくぐり無病息災を・・」

6月30日夕方「NHKお好みワイド」放送した。

吉備津神社

 

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